南アフリカおよびモザンビークでのサ ンプリング

 

池中准教授とLesaさん(博士課程1年)が南アフリカおよびモザンビークでのサンプリングを行いました。

以下に内容報告を記載致します。

【渡航先】

南アフリカ共和国・モザンビー ク(1月30日~2月12日)

【渡航目的】

Vector control地域を流れるPongola川とその河口であるMaputo湾において、多量に使用されているDDTの拡散を明らかにすると共に、水圏生態 系への影響を推定する。

【概要】

マラリア等を媒介する昆虫(Vector)を駆除するためには、DDTをはじめとする薬剤の散布は必要である。しかし、これら化学物質はもろ刃の 剣であるため、常に使用地域のヒトの健康や生態系への影響を考慮する必要がある。本サンプリングでは、実際にVector contorolのためにDDTが年間5000トン以上使用されているPongola川流域とその河口であるMaputo湾において、魚類を中心にサンプ リングを行った。本調査により、DDTの魚類への蓄積量を明らかにすると共に、その魚を食べた時のヒトへのリスク評価を行う予定である。
(写真は今回採取した魚。10kgを超える魚もサンプリング出来た)